戦わずにして勝つ

こんにちは。
私たちの暮らしているこの社会には、常に戦いや競争がありますよね。
インターネットが普及して以来、より顕著になっている気がします。

私たちは知らず知らずのうちに、
武器を持つ戦いでなくても、さまざまな競争に勝ったり負けたりしながら、
生きているのかもしれません。

日常のちょっとした会話でも、
相手がふと口にした、こちらの気持ちを波立たせるような言い方などで腹がたち、
たいした事ではないとわかっていても、怒りの感情をいつまでも引きずってしまう、
という経験は誰しもあるのではないでしょうか。

この時、私たちの心に
マイナスでありネガティブなエネルギーが入り込んでしまいます。

自分が先に怒ってしまうと、怒りの感情に左右されて、
理性によって自分をコントロールできなくなりますよね。

相手の挑発に乗るというのは、相手のペースにのせられる
ということでもあります。

また、強がるということは、
自分以上に強く見せようとすることですから、
どんどん無理な状態に進んでいってしまいます。

では古の人たちは、どう対処したらいいと考えたのでしょうか。

それは。

相手に勝つには、すぐ怒ったり、また相手の挑発に乗ったりせずに、
また、強がって相手の上に立とうとしないことが大事であると。
自分自身の心と体をコントロールすることが一番大事であると。
まず会話も態度も腰をひくく、下から行くことであると。

誰しも、相手が腰をひくく、謙虚に対応してきたら、
嫌な感情を持ちはしません。
逆に、嬉しく思う人も多いです。

そして、腰をひくく対応されたことで相手に嬉しい感情が芽生えた時点で、
すでにあなたに良い運気が来ているのです。
そうなれば、相手の力を借りて、こちらの希望を叶えることさえできるのです。

これが戦わずにして勝つということ。

年末は多忙で、今年はさらに感染拡大の影響もあり、
感情が波立つことが例年以上に多いと思います。
だからこそ、大切な生き方なのだと思うのです。